ねぎぼうずのあさたろう第12話「はらぺこ侍必殺剣」
うわああああああああああ!いよいよ明日ですよ!「フレッシュプリキュア!」第22話「「せつなとラブ あなたがイースなの!?」。最後の予習は演出ですが、訳あって芝田浩樹さんの演出回です。
Aパート
cut1。富士山から沼津の宿場町へPAN DOWNしていきます。
cut2。沼津の宿場町の中をPAN DOWNしています。そこにあさたろう達がインしてきます。PAN DOWNで繋げているのは自然に見てもらうためでしょうか。
cut3。正面フォロー歩きのあさたろう達3人です。cut2で1クッション後の本格的なキャラ紹介です。
cut4。cut3で匂いに対する反応の速さはにきち>あさたろうでした。こももは真ん中にはいるものの手前の二人に重なっていて重要度は低いので無視しています。当然動いたところに人の意識は向きますから、子供達の立場に立つと自然に、僕としては堅実にと表現したいですが、まあそんな感じで繋いで、にきちにポン寄りしてアップショットです。
cut5。キャラ紹介であるcut3において重要度の低かったこももをここで正面バストショットで見せて紹介の補完です。
cut6。寄り気味のカットが2カット続いたので、空間を損なわないために引いて三人を見せています。
cut7。切り返してそばがきげんえもんフラフラです。cut6から自然に繋いでいます。
cut8。前カットで主役の三人以外のキャラが出てきたので、彼がどのような人物なのかは主役の三人の反応に拠ります。なので分かり易くするために寄って、あさたろう右手前、にきち左奥のアップショットです。
cut9。げんえもんの足元をカメラで追っています。げんえもんの動きを面白くかつ印象的に見せたいのと、後に出てくる手法を先に使っておくということ?
cut10。cut9を補填するげんえもんのフラフラ、今度は上半身です。
cut11。あさたろう達の前に倒れこむげんえもんです。あさたろう達を軸に空間を見せています。
cut12。俯瞰で周囲の状況を見せます。
フレッシュ第12話のアバンと同じ正面ばかりのシークエンスでも、あさたろうでは「あさたろう達の前」というカメラポジションを軸に設定して、それを一貫して守ることで空間がきちんと構築されています。こういうところを指摘しない(出来ない?)で松本理恵さんを絶賛している通ぶりたがりな輩の無教養ぶりには驚かされることが多々あります。はみ出し者が集まるオタク界隈であっても、人気があるものは疑ってかかる必要があるようです。
cut13。何か食べてるげんえもんの口元クローズアップです。タイトル明けての1カット目なのでインパクトが大事でしょう。
cut14。前カットより少し引いてはいるものの何か食べてるげんえもんの口元です。
cut15。味噌汁を飲んでいるげんえもんの口元真横からです。
cut16。タイトル明けの3カットを補完するげんえもん正面バストショットです。そこからズームアウトしてあさたろうの頭が画面左下に登場します。
cut17。画面右方向を見て驚いているあさたろう達です。cut16のあさたろうが効いています。
cut18。cut16同ポジです。cut16のあさたろうだけでなく、次カットを「あさたろう達が見ているもの」という風にする(モンタージュというやつ?)ことで現在の状況を完全に伝えました。ちょっとでも頼りないと見るや反復に反復を重ねて確固たる事象を獲得する、この執念は素晴らしすぎですし、これこそが演出です。
cut19。ここでロングが入って空間を獲得します。先ほどのところで1カットロングを入れておけばいろいろやらなくても事象を獲得できたでしょうが、ロングを入れると視聴者が客観的な立場に置かれる為げんえもんの異様さ可笑しさが弱くなるはずです。
cut20。奥にげんえもんと、手前にこももとにきちです。空間を獲得したら次は反復の連続です。
cut21。右にげんえもんナメの左あさたろうアップです。一度獲得した空間は何がなんでも失いません。
cut22。げんえもんリアクションは画面左向きです。
cut23。あさたろう達三人を見せたいところですし、cut22が比較的空間が軟弱なカットなのもあってかcut19同ポジです。
cut24。「おやじおかわり」です。半端無いところなのでアオってます。ロングから一気に寄りの決めのカットにいくのは、むしろ決めだからそうしたとか。
cut25。cut17同ポジです。
cut26。げんえもんが茶碗を置き、そこからカメラがげんえもんの顔へ移動してきます。やや俯瞰なのは彼が画面下を見ているから?
cut27。オーバーラップして、回想の開始です。フェードアウトして回想終了です。
cut28。げんえもんアップからズームインしています。画面効果が続いたのと独白だからズームイン?
cut29。cut17同ポジです。
cut30。左にあさたろうナメの右げんえもんアップです。空間。
cut31。あさたろうアップのリアクションです。当然画面右を見ています。
cut32。左手前にこもものケツ、右奥にげんえもんです。空間。空間を反復するカットですけど普通の選択にはしません。女性の象徴の一つある丸い尻が画面手前に大きく描かれています。ここで性を意識させたのは、この回の支流に女性というものがあるからです。唯一の主役級の女性であるこももは今回「東海道味巡り」というミーハーなガイドブックを持ち歩いて、悪者に捕まり拉致され、縛られ、男に助けてもらい、男のように粋がるも大してた力にはなれない、まさに女性を象徴しているかのよう。それなのに、最後の戦闘で弱っている(弱らせたのは自分の力ではない)冬瓜組リーダーの頭の上に乗り、文字通り男を尻に敷いた訳です。これを女性SD(名目上の監督ですから並み居る演出作画陣を尻に敷いている)の作品でやるというのが面白い。東映演出陣の女性増加に対する警鐘と捉えねばならないでしょう。SDとしての能力はともかく池田洋子氏の演出回はキャラがあっち向いたりこっち向いたりで??でしたし、一部で絶大な支持を受けている松本理恵氏のメッキも剥がれそうです。
この回は女性に直接関わりの無いところでの男性の性も比較として登場します。ふんどし一丁で池に飛び込むあさたろう達、とちのみ小僧の入浴です。これを先のことに照らし合わせると、お前ら女は男のように裸でありのままを晒して一途に作品作りが出来るのか!?ということを言ってるんですよ。これを東映一の演出力を持つと思われる芝田浩樹氏が提示したことには注目しなくてはいけません。僕らは一度思い込みを捨てて真摯に作品と向き合うべきなのです。
巷の演出語りってこんな感じ?ひどい、全部妄想じゃねーか。文章力のある人が書いたら面白いのかなあ。そんなのよりテクニックの巧拙について書いた方が絶対有用だと思うんですけど。
cut33。左にきち・右げんえもんです。空間。空間を反復するカットですけど普通の選択にはしません。ピン送りして1アイディアです。
cut34。cut17同ポジです。cut30から33でげんえもんに対する三人の位置関係は理解されたので、今度は三人の位置関係を反復します。絶対に空間を逃さない、
cut35。あさたろう・こもも手前に置いて奥にげんえもんです。cut34であさたろう達を見せたので、次は当然げんえもんとの位置関係に決まってます。それからズームインしてあさたろう達アウトしてげんえもん正面バストショットになります。げんえもんの行動が次の展開の鍵になるので邪魔者は退場といったところでしょう。
cut36。とちのみ小僧の紙です。当然正面です。
cut37。突然げんえもんの前にあさたろう達がきたという格好になっています。枚数なのか知らん。俯瞰で引き気味なのは新たな位置関係の明示です。以降にきちが主導権を持つので、にきちのみ顔を見せて、かつ動かしているということも見逃せません。
cut38。前カットを考慮すると当然のにきちアップでリアクションです。
cut39。リアクションの根拠の紙を真ん中に見せて反復、にきちを左にあさたろう右にアップショットです。あさたろうの反応を見せるだけのカットと思いきや、紙が下へアウトして。
cut40。cut14兼用です。cut39の紙は次カットへ繋げる役割も担っていたんですね。カット繋がり過ぎ。
cut41。cut16のズームアウト前同ポジです。背後にあさたろう達がいないことを示している?
cut42。cut19同ポジです。位置関係が戻ったことを描写します。
cut43。右にきちナメの左こももアップです。ギャグなのでその他の情報を一切遮断しています。
cut44。切り返して右にこももナメの左にきちアップです。
cut45。cut43同ポジです。こももちゃん可愛いね。
cut46。戸が開いて冬瓜組が入ってきます。足元のショットです。cut9と似たようなアングルです。
cut47。左こもも、右あさたろうアップです。cut45のこももで繋げた?あさたろうは主役だから?
cut48。cut46同ポジです。どんどん入ってきます。
cut49。左にきち、右げんえもんアップです。cut47で残った人たちです。方向性を明確にするために両カットのキャラ共見ている方向は同じです。
cut50。cut46同ポジです。まだ入ってきます。
cut51。俯瞰で引きのショットです。冬瓜組から何かカメラ回転しつつズームアウトします。cut19とは違うところからの引きなのですが、一つは冬瓜組が印象に残る正面にすること、二つはあさたろう達四人、誰も顔を見せないことで誰もが主導権を持たせないようにすること、三つは一・二の原則と女性は入り口の近く、つまり一番位の低いところに座らせるという習慣(そんなのあったの?)を並立させること、以上に因るからだと思います。
cut52。右手前げんえもん左奥あさたろうアップです。やっぱり主役のあさたろうは入れます。
cut53。冬瓜組バストショットです。
cut54。cut51同ポジです。前カットで冬瓜組が戦闘態勢に入ったことを反復しつつ、あさたろう達も戦闘態勢に入ったことをcut51と比較させつつ強調してます。それは次カットのギャグのためです。
cut55。正面右げんえもん・左にきちウエストショットです。こももちゃんがインして突っ込みを入れます。インしてくるとよりにぎやかになりますね。こももちゃんがいるということが後の伏線にもなります。
cut56。しばらくあさたろう抜きが続いた(わざと?)のでここであさたろうアップです。
cut57。cut53同ポジです。真ん中の人が近づいてきて・・・。
cut58。こももちゃんの手を掴みます。
cut59。アオリでバストショットのこももちゃんです。画面左へ引っ張られます。まあアオリでしょう。
cut60。画面傾いて異様感を出しつつ、冬瓜組に人質に取られたこももちゃんという状況をほぼ正面から印象的に見せています。ズームアウトしてげんえもんとあさたろうが入ってきます。その状況に対する仲間の反応です。うかつに手を出せないということ。
cut61。cut24では「お代わり」と言って差し出されたげんえもんの手、今度は説得と思いきや、「その娘は拙者に飯を奢ってくれただけでござる」やっぱり飯のことでした。
cut62。こももちゃん正面アップです。ギャグリアクションなら正面でしょう。傾いていはいます。カメラが冬瓜組の組員の顔に移動して。
cut63。人質にとられたこももちゃんと冬瓜組の組員をナメつつ、右にあさたろう達三人です。カメラが傾いています。
cut64。cut62の最後の同ポジです。
cut65。cut63同ポジです。
cut66。cut60の最初同ポジです。
cut67。あさたろうアオリでしかもカメラが傾いています。
cut68。こももちゃんの方へ走っていくあさたろうです。あさたろうの目的を示すためにこももちゃんを入れています。カメラ傾き。
cut69。あさたろう飛ばされてげんえもんに当たります。正面でリアクションを見せつつやや横から方向を見せつつ。
cut70。手前にあさたろうとげんえもん、奥に冬瓜組です。にきちが右から入ってきて、冬瓜組は逃走します。逃走の際こももちゃんの表情を見せることも忘れません。ここでもカメラが傾いていて、こももちゃんが人質に取られてからは一切の平行・垂直なラインを作りませんでした。
cut81。あさたろう達の状況を俯瞰で見せています。二頭身キャラだからある程度寄ってキャラの感情をはっきり表して、かつ状況も見せられるんだろうなあ。
cut72。cut46同ポジでで閉まる戸です。冬瓜組が帰ったということが、cut48・50の同ポジやcut46との対比によって示されます。
cut73。飯屋の外からのカメラで飛び出してくるあさたろう達です。cut72のような特殊な寄りのカットは時間を操作する効果があるのか。何の前触れも無くあさたろう達が出てきた格好になっていますが、そこまで強烈な違和感は感じません。
cut74。あさたろうナメの街の様子です。振り返って空間を繋げて・・・。
cut75。左にあさたろうナメてげんえもん、奥にきちです。空間だなあ。にきちの顔をほぼ正面から見せて主導権の譲渡を流れるようにやっています。
cut76.にきち側からのカメラで手前げんえもん・奥あさたろう正面アップです。cut75が効いているからこのポジションを取れるのです。
cut77。切り返してにきちアップです。
cut78。月夜、PAN DOWNして呉服屋の前にいるあさたろう・にきち・げんえもんフルショットです。
cut79。戸を叩くにきちの手クローズアップです。
cut80。手前にあさたろう達、戸が開いて真ん中から主人がインします。
cut81。左に主人ナメて右にきちアップです。前カットで初出の主人を意識させつつ話を進めます。
cut82。主人の顔が変わります。そんなの当然アップです。cut80からの主人推しの結果ご覧のとおりの効果が得られるのです。
cut83。cut80同ポジで戸が開きます。
cut84。引きで状況の説明です。cut83で1クッション入るのが手堅い演出です。
cut85。cut78の最後の同ポジで戸が閉まります。状況説明の後は同ポジで補完です。手堅過ぎて敬服せざるを得ません。
cut86。前カットは引きでした。ある状況における引きも時間を操作出来るのか。なるほど、寄りは対象以外の情報を遮断する、引きは視聴者を客観的立場に置く、この効果により物語内の時間は連続するという視聴者の勝手な前提を忘れさせることが出来るのか知らん。
このカットは廊下を歩く主人とあさたろう達の足です。引きの後は寄り。引きで視聴者を物語の外に飛ばした後、フォロー歩きする足元だけを見せて時間が飛んだことをそれほど意識させない工夫かな。
cut87。続いても引きですが、こちらは状況説明の引きです。戸を閉めるというアクションがcut85に続いて使われて、外部の視線を遮断した中で行われる行為ということからいかがわしさを思わせ、泥棒宿のイメージをより鮮明なものにしてくれています。
cut88。手前にあさたろうとにきち、主人が紐を引くと掛け軸が上がって隠し階段が現れます。
cut89。あさたろうアップ、げんえもんバストショットのリアクションです。あさたろうで繋げています。前カットでげんえもんが見切れているのは、ある程度の客観性を排除して事象を見せたいならげんえもんがきちんと入るサイズは危険です。
cut90。cut88同ポジです。
cut91。この程度の時間の飛びは許容せざるを得ないのか。廊下を歩く三人です。
cut92。廊下を歩く三人後ろからです。
cut93。げんえもんアップです。cut92で一番手前にいる為主導権を持っている彼で繋げています。
cut94。部屋の前に歩いてくる三人です。韋駄天のさへいが戸を開けて登場します。どちらかというと状況説明です。
cut95。にきち正面アップです。あさたろうが左に見切れています。このシークエンスで視聴者が頼れるキャラはあさたろうだけだからかな。にきちがよく知っている泥棒宿を僕らは知りませんし、げんえもんは今回初出です。
cut96。韋駄天のさへいアップです。紹介です。
cut97。真横からさへい・にきち・あさたろう・げんえもんニーショットです。
cut98。左さへいナメの右にきちバストショットです。重要なセリフなので正面を寄ったんでしょうか。
cut99。切り返して右にきちナメ左さへいアップです。
cut100。戸が開いて正面の三人、フェードアウトします。
cut101。cut100から少し引いてからのズームアウトです。
cut102。泥棒宿にいる人を見せつつ、三人歩きます。真横
疲れたのでここで終了にします。未完成の残り約220カットはフレッシュの第22話を記事にしたあと追記していきます。
Aパート
cut1。富士山から沼津の宿場町へPAN DOWNしていきます。
cut2。沼津の宿場町の中をPAN DOWNしています。そこにあさたろう達がインしてきます。PAN DOWNで繋げているのは自然に見てもらうためでしょうか。
cut3。正面フォロー歩きのあさたろう達3人です。cut2で1クッション後の本格的なキャラ紹介です。
cut4。cut3で匂いに対する反応の速さはにきち>あさたろうでした。こももは真ん中にはいるものの手前の二人に重なっていて重要度は低いので無視しています。当然動いたところに人の意識は向きますから、子供達の立場に立つと自然に、僕としては堅実にと表現したいですが、まあそんな感じで繋いで、にきちにポン寄りしてアップショットです。
cut5。キャラ紹介であるcut3において重要度の低かったこももをここで正面バストショットで見せて紹介の補完です。
cut6。寄り気味のカットが2カット続いたので、空間を損なわないために引いて三人を見せています。
cut7。切り返してそばがきげんえもんフラフラです。cut6から自然に繋いでいます。
cut8。前カットで主役の三人以外のキャラが出てきたので、彼がどのような人物なのかは主役の三人の反応に拠ります。なので分かり易くするために寄って、あさたろう右手前、にきち左奥のアップショットです。
cut9。げんえもんの足元をカメラで追っています。げんえもんの動きを面白くかつ印象的に見せたいのと、後に出てくる手法を先に使っておくということ?
cut10。cut9を補填するげんえもんのフラフラ、今度は上半身です。
cut11。あさたろう達の前に倒れこむげんえもんです。あさたろう達を軸に空間を見せています。
cut12。俯瞰で周囲の状況を見せます。
フレッシュ第12話のアバンと同じ正面ばかりのシークエンスでも、あさたろうでは「あさたろう達の前」というカメラポジションを軸に設定して、それを一貫して守ることで空間がきちんと構築されています。こういうところを指摘しない(出来ない?)で松本理恵さんを絶賛している通ぶりたがりな輩の無教養ぶりには驚かされることが多々あります。はみ出し者が集まるオタク界隈であっても、人気があるものは疑ってかかる必要があるようです。
cut13。何か食べてるげんえもんの口元クローズアップです。タイトル明けての1カット目なのでインパクトが大事でしょう。
cut14。前カットより少し引いてはいるものの何か食べてるげんえもんの口元です。
cut15。味噌汁を飲んでいるげんえもんの口元真横からです。
cut16。タイトル明けの3カットを補完するげんえもん正面バストショットです。そこからズームアウトしてあさたろうの頭が画面左下に登場します。
cut17。画面右方向を見て驚いているあさたろう達です。cut16のあさたろうが効いています。
cut18。cut16同ポジです。cut16のあさたろうだけでなく、次カットを「あさたろう達が見ているもの」という風にする(モンタージュというやつ?)ことで現在の状況を完全に伝えました。ちょっとでも頼りないと見るや反復に反復を重ねて確固たる事象を獲得する、この執念は素晴らしすぎですし、これこそが演出です。
cut19。ここでロングが入って空間を獲得します。先ほどのところで1カットロングを入れておけばいろいろやらなくても事象を獲得できたでしょうが、ロングを入れると視聴者が客観的な立場に置かれる為げんえもんの異様さ可笑しさが弱くなるはずです。
cut20。奥にげんえもんと、手前にこももとにきちです。空間を獲得したら次は反復の連続です。
cut21。右にげんえもんナメの左あさたろうアップです。一度獲得した空間は何がなんでも失いません。
cut22。げんえもんリアクションは画面左向きです。
cut23。あさたろう達三人を見せたいところですし、cut22が比較的空間が軟弱なカットなのもあってかcut19同ポジです。
cut24。「おやじおかわり」です。半端無いところなのでアオってます。ロングから一気に寄りの決めのカットにいくのは、むしろ決めだからそうしたとか。
cut25。cut17同ポジです。
cut26。げんえもんが茶碗を置き、そこからカメラがげんえもんの顔へ移動してきます。やや俯瞰なのは彼が画面下を見ているから?
cut27。オーバーラップして、回想の開始です。フェードアウトして回想終了です。
cut28。げんえもんアップからズームインしています。画面効果が続いたのと独白だからズームイン?
cut29。cut17同ポジです。
cut30。左にあさたろうナメの右げんえもんアップです。空間。
cut31。あさたろうアップのリアクションです。当然画面右を見ています。
cut32。左手前にこもものケツ、右奥にげんえもんです。空間。空間を反復するカットですけど普通の選択にはしません。女性の象徴の一つある丸い尻が画面手前に大きく描かれています。ここで性を意識させたのは、この回の支流に女性というものがあるからです。唯一の主役級の女性であるこももは今回「東海道味巡り」というミーハーなガイドブックを持ち歩いて、悪者に捕まり拉致され、縛られ、男に助けてもらい、男のように粋がるも大してた力にはなれない、まさに女性を象徴しているかのよう。それなのに、最後の戦闘で弱っている(弱らせたのは自分の力ではない)冬瓜組リーダーの頭の上に乗り、文字通り男を尻に敷いた訳です。これを女性SD(名目上の監督ですから並み居る演出作画陣を尻に敷いている)の作品でやるというのが面白い。東映演出陣の女性増加に対する警鐘と捉えねばならないでしょう。SDとしての能力はともかく池田洋子氏の演出回はキャラがあっち向いたりこっち向いたりで??でしたし、一部で絶大な支持を受けている松本理恵氏のメッキも剥がれそうです。
この回は女性に直接関わりの無いところでの男性の性も比較として登場します。ふんどし一丁で池に飛び込むあさたろう達、とちのみ小僧の入浴です。これを先のことに照らし合わせると、お前ら女は男のように裸でありのままを晒して一途に作品作りが出来るのか!?ということを言ってるんですよ。これを東映一の演出力を持つと思われる芝田浩樹氏が提示したことには注目しなくてはいけません。僕らは一度思い込みを捨てて真摯に作品と向き合うべきなのです。
巷の演出語りってこんな感じ?ひどい、全部妄想じゃねーか。文章力のある人が書いたら面白いのかなあ。そんなのよりテクニックの巧拙について書いた方が絶対有用だと思うんですけど。
cut33。左にきち・右げんえもんです。空間。空間を反復するカットですけど普通の選択にはしません。ピン送りして1アイディアです。
cut34。cut17同ポジです。cut30から33でげんえもんに対する三人の位置関係は理解されたので、今度は三人の位置関係を反復します。絶対に空間を逃さない、
cut35。あさたろう・こもも手前に置いて奥にげんえもんです。cut34であさたろう達を見せたので、次は当然げんえもんとの位置関係に決まってます。それからズームインしてあさたろう達アウトしてげんえもん正面バストショットになります。げんえもんの行動が次の展開の鍵になるので邪魔者は退場といったところでしょう。
cut36。とちのみ小僧の紙です。当然正面です。
cut37。突然げんえもんの前にあさたろう達がきたという格好になっています。枚数なのか知らん。俯瞰で引き気味なのは新たな位置関係の明示です。以降にきちが主導権を持つので、にきちのみ顔を見せて、かつ動かしているということも見逃せません。
cut38。前カットを考慮すると当然のにきちアップでリアクションです。
cut39。リアクションの根拠の紙を真ん中に見せて反復、にきちを左にあさたろう右にアップショットです。あさたろうの反応を見せるだけのカットと思いきや、紙が下へアウトして。
cut40。cut14兼用です。cut39の紙は次カットへ繋げる役割も担っていたんですね。カット繋がり過ぎ。
cut41。cut16のズームアウト前同ポジです。背後にあさたろう達がいないことを示している?
cut42。cut19同ポジです。位置関係が戻ったことを描写します。
cut43。右にきちナメの左こももアップです。ギャグなのでその他の情報を一切遮断しています。
cut44。切り返して右にこももナメの左にきちアップです。
cut45。cut43同ポジです。こももちゃん可愛いね。
cut46。戸が開いて冬瓜組が入ってきます。足元のショットです。cut9と似たようなアングルです。
cut47。左こもも、右あさたろうアップです。cut45のこももで繋げた?あさたろうは主役だから?
cut48。cut46同ポジです。どんどん入ってきます。
cut49。左にきち、右げんえもんアップです。cut47で残った人たちです。方向性を明確にするために両カットのキャラ共見ている方向は同じです。
cut50。cut46同ポジです。まだ入ってきます。
cut51。俯瞰で引きのショットです。冬瓜組から何かカメラ回転しつつズームアウトします。cut19とは違うところからの引きなのですが、一つは冬瓜組が印象に残る正面にすること、二つはあさたろう達四人、誰も顔を見せないことで誰もが主導権を持たせないようにすること、三つは一・二の原則と女性は入り口の近く、つまり一番位の低いところに座らせるという習慣(そんなのあったの?)を並立させること、以上に因るからだと思います。
cut52。右手前げんえもん左奥あさたろうアップです。やっぱり主役のあさたろうは入れます。
cut53。冬瓜組バストショットです。
cut54。cut51同ポジです。前カットで冬瓜組が戦闘態勢に入ったことを反復しつつ、あさたろう達も戦闘態勢に入ったことをcut51と比較させつつ強調してます。それは次カットのギャグのためです。
cut55。正面右げんえもん・左にきちウエストショットです。こももちゃんがインして突っ込みを入れます。インしてくるとよりにぎやかになりますね。こももちゃんがいるということが後の伏線にもなります。
cut56。しばらくあさたろう抜きが続いた(わざと?)のでここであさたろうアップです。
cut57。cut53同ポジです。真ん中の人が近づいてきて・・・。
cut58。こももちゃんの手を掴みます。
cut59。アオリでバストショットのこももちゃんです。画面左へ引っ張られます。まあアオリでしょう。
cut60。画面傾いて異様感を出しつつ、冬瓜組に人質に取られたこももちゃんという状況をほぼ正面から印象的に見せています。ズームアウトしてげんえもんとあさたろうが入ってきます。その状況に対する仲間の反応です。うかつに手を出せないということ。
cut61。cut24では「お代わり」と言って差し出されたげんえもんの手、今度は説得と思いきや、「その娘は拙者に飯を奢ってくれただけでござる」やっぱり飯のことでした。
cut62。こももちゃん正面アップです。ギャグリアクションなら正面でしょう。傾いていはいます。カメラが冬瓜組の組員の顔に移動して。
cut63。人質にとられたこももちゃんと冬瓜組の組員をナメつつ、右にあさたろう達三人です。カメラが傾いています。
cut64。cut62の最後の同ポジです。
cut65。cut63同ポジです。
cut66。cut60の最初同ポジです。
cut67。あさたろうアオリでしかもカメラが傾いています。
cut68。こももちゃんの方へ走っていくあさたろうです。あさたろうの目的を示すためにこももちゃんを入れています。カメラ傾き。
cut69。あさたろう飛ばされてげんえもんに当たります。正面でリアクションを見せつつやや横から方向を見せつつ。
cut70。手前にあさたろうとげんえもん、奥に冬瓜組です。にきちが右から入ってきて、冬瓜組は逃走します。逃走の際こももちゃんの表情を見せることも忘れません。ここでもカメラが傾いていて、こももちゃんが人質に取られてからは一切の平行・垂直なラインを作りませんでした。
cut81。あさたろう達の状況を俯瞰で見せています。二頭身キャラだからある程度寄ってキャラの感情をはっきり表して、かつ状況も見せられるんだろうなあ。
cut72。cut46同ポジでで閉まる戸です。冬瓜組が帰ったということが、cut48・50の同ポジやcut46との対比によって示されます。
cut73。飯屋の外からのカメラで飛び出してくるあさたろう達です。cut72のような特殊な寄りのカットは時間を操作する効果があるのか。何の前触れも無くあさたろう達が出てきた格好になっていますが、そこまで強烈な違和感は感じません。
cut74。あさたろうナメの街の様子です。振り返って空間を繋げて・・・。
cut75。左にあさたろうナメてげんえもん、奥にきちです。空間だなあ。にきちの顔をほぼ正面から見せて主導権の譲渡を流れるようにやっています。
cut76.にきち側からのカメラで手前げんえもん・奥あさたろう正面アップです。cut75が効いているからこのポジションを取れるのです。
cut77。切り返してにきちアップです。
cut78。月夜、PAN DOWNして呉服屋の前にいるあさたろう・にきち・げんえもんフルショットです。
cut79。戸を叩くにきちの手クローズアップです。
cut80。手前にあさたろう達、戸が開いて真ん中から主人がインします。
cut81。左に主人ナメて右にきちアップです。前カットで初出の主人を意識させつつ話を進めます。
cut82。主人の顔が変わります。そんなの当然アップです。cut80からの主人推しの結果ご覧のとおりの効果が得られるのです。
cut83。cut80同ポジで戸が開きます。
cut84。引きで状況の説明です。cut83で1クッション入るのが手堅い演出です。
cut85。cut78の最後の同ポジで戸が閉まります。状況説明の後は同ポジで補完です。手堅過ぎて敬服せざるを得ません。
cut86。前カットは引きでした。ある状況における引きも時間を操作出来るのか。なるほど、寄りは対象以外の情報を遮断する、引きは視聴者を客観的立場に置く、この効果により物語内の時間は連続するという視聴者の勝手な前提を忘れさせることが出来るのか知らん。
このカットは廊下を歩く主人とあさたろう達の足です。引きの後は寄り。引きで視聴者を物語の外に飛ばした後、フォロー歩きする足元だけを見せて時間が飛んだことをそれほど意識させない工夫かな。
cut87。続いても引きですが、こちらは状況説明の引きです。戸を閉めるというアクションがcut85に続いて使われて、外部の視線を遮断した中で行われる行為ということからいかがわしさを思わせ、泥棒宿のイメージをより鮮明なものにしてくれています。
cut88。手前にあさたろうとにきち、主人が紐を引くと掛け軸が上がって隠し階段が現れます。
cut89。あさたろうアップ、げんえもんバストショットのリアクションです。あさたろうで繋げています。前カットでげんえもんが見切れているのは、ある程度の客観性を排除して事象を見せたいならげんえもんがきちんと入るサイズは危険です。
cut90。cut88同ポジです。
cut91。この程度の時間の飛びは許容せざるを得ないのか。廊下を歩く三人です。
cut92。廊下を歩く三人後ろからです。
cut93。げんえもんアップです。cut92で一番手前にいる為主導権を持っている彼で繋げています。
cut94。部屋の前に歩いてくる三人です。韋駄天のさへいが戸を開けて登場します。どちらかというと状況説明です。
cut95。にきち正面アップです。あさたろうが左に見切れています。このシークエンスで視聴者が頼れるキャラはあさたろうだけだからかな。にきちがよく知っている泥棒宿を僕らは知りませんし、げんえもんは今回初出です。
cut96。韋駄天のさへいアップです。紹介です。
cut97。真横からさへい・にきち・あさたろう・げんえもんニーショットです。
cut98。左さへいナメの右にきちバストショットです。重要なセリフなので正面を寄ったんでしょうか。
cut99。切り返して右にきちナメ左さへいアップです。
cut100。戸が開いて正面の三人、フェードアウトします。
cut101。cut100から少し引いてからのズームアウトです。
cut102。泥棒宿にいる人を見せつつ、三人歩きます。真横
疲れたのでここで終了にします。未完成の残り約220カットはフレッシュの第22話を記事にしたあと追記していきます。
テーマ:ねぎぼうずのあさたろう - ジャンル:アニメ・コミック
